MiniDVテープをHDMI経由でダビングする方法

はじめに

MiniDVテープに録画した動画は、HDMI経由でダビングできるのでしょうか?

MiniDVテープ

下にあります様にソニーのHDVハンディーカム(HDR-HC3)の説明書によれば、それはできないと明確に記載されています。

ソニーのハンディーカム(HDR-HC3)の説明書の抜粋

とは言え、それは今から数十年も前に記載された事です。

今ならHDMIのキャプチャーボードが発売されいますので、その気になればできそうな気がします。

先に結論をお伝えしますと、可能です。

HDMI経由でダビングしたHDV動画

という訳で、MiniDVテープに記録した動画をHDMIケーブルを使ってダビングする方法をお知らせしたいと思います。

昔撮り溜めたMiniDVテープをダビングして、スッキリしたいと思う方は必見です。

必要な物

先ずはダビングに必要な物ですが、下の配線図を見て頂ければ一目瞭然でしょう。

必要なのは、①MiniDV用の再生機、②HDMIケーブル、③HDMIキャプチャーボード、④USBケーブル、それに⑤WindowsのPCの5点です。

ダビングに使用したソニーのハンディーカムHDR-HC3

ちなみにここでは再生機にソニーのハンディーカムHDR-HC3、HDMIキャプチャーボードに以下のKINGONE HDMI キャプチャーボードを使用します。

 最後にキャプチャー用のソフトは、OBS Studioを使います。
 

ダビング手順

1)先ほどご紹介した配線図に従って、ハンディーカム、HDMIキャプチャーボード、PCを接続し、全ての電源をONします。
 
2)続いてPCにキャプチャーソフトのOBS Studioをインストールして立ち上げ、ソース欄にある+ボタンをクリックします。
 
3)続いて表示されたメニューの中から、映像キャプチャーデバイスを選択します。
 
4)それで以下の様にハンディーカムのモニターと同じ青色の表示が映る事を確認したら、OKをクリックして映像キャプチャーデバイスのプロパティ画面を閉じます。
なおもしハンディーカムの画像が映らなかった場合は、以下の記事を参考に対応してみて下さい。
 
5)次に動画の記録方式を設定するために、画面右側にある設定をクリックします。

 

6)設定画面の出力タブをクリックして、保存先、録画フォーマット、映像エンコーダを以下の様に設定します。

更に下方向にスクロールして、ビットレートは余裕を持たせて3500kbpsとしておきます。

 

7)続いて設定画面の映像のタブをクリックして以下の様に設定し、OKをクリックします。

 

8)設定が完了したら、画面右端の録画ボタンを押せば録画を開始しますので、同時にハンディーカムの再生ボタンを押せばダビングが始まります。

なお上の画像では、画面内に日付が映っていますが、ハンディーカムの設定を変えれば消す事もできます。

 

9)再生が終わったら録画を停止し、ダビングされた動画を確認して終了です。

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